Question

防災備蓄について知りたい

災害時用の基本的な備蓄、水や食料、生活用品などに加え、乳幼児がいる家庭で備えておくとよいものを教えてください。

女性/30代

2024/01/09

Answer

いざというときのために、基本的な備蓄に加え、乳幼児がいる家庭で備えておくとよいものには次のようなものがあります。


●食品:水(軟水がよい)、育児用ミルク、哺乳びん(使い捨てが便利)、ベビーフード、幼児用レトルト食品、おやつ など

●生活用品:紙おむつ(1日当たり乳児10~12 枚、幼児7~8枚が必要)、おしりふき、おむつ処理袋、ティッシュ、ストロー、紙コップ(哺乳びんがない場合に授乳にも使える)、スプーン、着替え(肌着を多めに) など

●医療・衛生用品:手指消毒アルコール、ガーゼ、救急用品、体温計 など


備蓄のポイントは、日頃から食べ慣れたり使い慣れたりしているものを選ぶこと、ミルク、離乳食、おやつなど欠かせないものは多めに買い置きすること、季節や子どもの成長に合わせて定期的に見直すことなどが挙げられます。子どもの年齢やアレルギーなど疾患の有無によって必要な備えは異なってきます。特にアレルギー用のミルクや食品は非常時には入手困難になるため、多めに備えておくと安心です。

また、避難する場合を想定し、最小限必要なものをすぐに持ち出せるようにしておくことも大切です。緊急持ち出し品としては、次のようなものをまとめておくとよいでしょう。


●食品:育児用ミルク、水、哺乳びん、離乳食、幼児食、おやつ など

●衣類・生活用品:紙おむつ、おしりふき、子どもの着替え(全身を保護するため夏でも長袖、長ズボンがよい)、子どもの靴、帽子、抱っこ(おんぶ)紐、授乳用ケープ、おもちゃ など

●貴重品:母子手帳、健康保険証、乳幼児医療証、連絡先カード(氏名、住所、連絡先などを記入したもの)、家族写真 など


これらに加え、大人用の水や食料品、ラジオ、懐中電灯、携帯電話、充電器なども必要です。女性が1人で運べる荷物の重さは10㎏といわれています。子どもを抱っこして動けるか、幼児の手を引いて歩けるかなど確かめておくことも必要です。

家族の状況に応じて必要なものを検討し、各家庭に合ったものを備えましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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