Question

ママ友との付き合い

3歳の娘がいます。子どもにたくさん友達をつくってほしい思いから、なるべくママ友サークルなどに参加するようにしています。しかし、いくつかのサークルでは、あまり話が合わない人がいたり、気を遣ってしまったりと、終わった後はぐったりしてしまいます。娘のことを考えると参加した方がいいのかなとは思いますが、正直疲れてしまい、どうしたらよいのか迷っています。

女性/30代

2021/12/21

Answer

3歳ともなると、子ども同士のかかわりもたくさん持てるようになってきますし、その中でさまざまなことを学び、理解する時期でもあるでしょう。そんな時期に、親としてたくさんの友達をつくってほしいと願うのは自然なことです。ママ友サークルに参加するなど、積極的に活動してきたあなたのがんばりもとてもよく伝わってきます。とはいえ、サークルの中であまり話が合わない人がいたり気を遣うような状況が続くと、親のほうが疲れてしまうこともあるでしょう。今後のことも悩みますよね。


サークル参加について、いくつかアドバイスさせていただきたいと思います。ご参考になさってください。


・1) 意識の転換

まずは意識の転換です。サークル参加を、「子どもが楽しむ場であること」に目的を絞ってみてはいかがでしょうか。「親である私はあくまでも脇役」と割り切りましょう。自分もお子さんも両方が存分に楽しめる場を、と考えてしまうと、お母さん同士の関係維持に疲れてしまうことも多いと思います。「子ども同士が楽しく遊んでいるならそれでよし」と考ええることも、付き添いであるお母さんの大切な役目です。


・2) 参加するサークルは選びましょう

ママ友サークルもいくつかあると思いますが、お子さんが楽しそうに参加するのはどの集まりでしょうか。お子さんが楽しんで参加するサークルに絞るのもよいでしょう。子どもの成長の場はサークルだけではありません。お散歩の途中に出会った方とのなにげない会話も、いつもと違う公園でたまたま一緒に遊んだお子さんとの時間も、一つひとつがお子さんにとってはかけがえのない体験です。


・3) 基本的なマナーは大事

サークル内でのお母さんとしての具体的なかかわりでは、挨拶やお礼など基本的なマナーは守るようにしましょう。気の合う方が見当たらない時は、お子さんの近くに座って、お子さんが遊んでいる様子を見守ったり、お子さんたちの世話役に徹するのもよいでしょう。どんなお母さんがいるのか周りを観察しながら、話しやすそうな方がいた時に、積極的にやりとりするといったスタンスでよいと思います。


・4) 最後は時が解決します

環境や人間関係は、子どもの成長とともに変化していきます。幼稚園に入園したら、親も子どもも、幼稚園での新たなお付き合いが始まるでしょう。小学校に入学したら、子ども同士の世界が飛躍的に広がり、親の出番は学校行事やPTAの時くらいです。中学生にもなった頃には、ママ友という言葉すら忘れているかもしれません。“今だけ”と、心の中で時間の区切りをつけると、心の持ちようも変わってくるのではないでしょうか。


親は子どもの成長とともに親歴を重ねていきます。そのたびに思い悩むこともあると思いますが、なるべく肩の力を抜いて、お子さんと楽しむ時間を大切に過ごしていただければと思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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