Question

異常なまでの怖がりを直したい

子どもの頃から異常な怖がりで、いつもビクビクしています。暗い夜道や寝る時はもちろん、部屋に一人でいるときに物音がしたりすると、気になって仕方がありません。一人になるのが怖いので残業などもできず、知らない場所に行ったりするのも苦手なため、仕事にも支障をきたしています。怖がりな性格を直すにはどうすればよいのでしょうか。

男性/30代

2021/12/21

Answer

まず、怖がりの原因について考えてみると、子どもの頃から異常な怖がりとのことですから、おそらく生来の気質が大きいのでしょう。ただ、念のためですが、子どもの頃でも物心つく年齢以前はどうだったか、ご両親などから聞かされたことはないでしょうか。誰でも幼少期の記憶はあまりないものですが、もし幼少期にトラウマとなるようなできごとが起きていると、記憶としては思い出せなくても、感情としての恐怖は残っていることがあります。その場合は、今回は割愛しますが、トラウマ処理のさまざまな心理療法を試みることで改善できる可能性があります。


ただ、今回は「過去に何かがあったから怖い」のではなく、「元から怖がり」ということで対処法を考えてみましょう。行動療法という心理療法の観点から言えば、怖がりは、簡単とは言いませんが割と克服しやすいもののひとつで、改善できる可能性も十分にあります。ただし、腰を据えてじっくり取り組めば、という条件がつきます。


まず、最初に何が怖いのか、どういう場面で怖いのか、といった恐怖の仕分けをしておくとよいでしょう。ご相談内容からすると、暗い所や一人でいる時、物音、知らない場所などが要因のようですね。では、例えば、晴天の日中に一人で自分の部屋にいる時はどうでしょう。さらに、自分の部屋で何かに集中している時はどうでしょうか。もしかすると怖くないのではないでしょうか。こうやってつきつめていくと、何がいちばん怖いのか、何と何が重なると恐怖感が増すのか、といった理解が進んでいきます。もしかすると、こういう場面なら怖くない、といったものも発見できるかもしれませんよね。


恐怖の仕分けをしたら、恐怖を感じる場面ごとに、怖さの度合いを100点満点で点数をつけてみます。そして、点数が低いもの、あるいはこれならコントロールしやすいと思えるものから、実際の場面で試してみましょう。例えば、暗がりの恐怖から始めるなら、まずは恐怖を感じない程度の暗さから慣らしていきます。そして、自分の部屋でカーテンや照明を使って明るさを調節して、これくらいならギリギリ大丈夫という暗さを作ります。この状況を週に数日作り、その暗さの中で1日1~2時間を過ごしてみましょう。逃げ出さずに、決めた時間を過ごしきるのがコツのひとつです。数週間あるいは数カ月経つと、その暗さに慣れてきて、暗くても何も悪いことは起きない、暗くても安心、ということが身体感覚として身についてくるかもしれません。そして、「ギリギリ大丈夫」が「結構大丈夫かも」くらいになってきたら、うまくいっている証拠です。そうしたら、次はもう少し暗くしてみて、またしばらく過ごす、という具合に、月日をかけて暗さの度合いを徐々に上げていき、さらに慣らしていきます。


ただ、一人でやると、例えば慣らしの実践中に自ら恐怖を想像してうまくいかないなど、失敗しやすい面はあるので、できれば医師やカウンセラーなどの専門家に相談して、助言をもらいながら進めていくほうが、よりよいでしょう。上記の行動療法は対処法の一例にすぎませんが、よかったら試してみてくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

性格の悩み
トラウマ
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。