培養検査

最終編集日:2022/7/29

細菌検査の1つで、採取した血液や尿、たんなどの検体を培養し、細菌・真菌(病原体)の有無や量、種類を調べます。細菌は培養することで増殖し、肉眼でも見ることができる大きさになります。一定量の菌量となった細菌をもとに細菌名や種類を確定します。


培養検査の対象となる病気

・敗血症、感染性心内膜炎、腸チフス、パラチフスなどが疑われるとき→血液採取
・淋菌などによる性感染症、膀胱炎、急性前立腺炎、精巣上体炎などが疑われるとき→尿採取
・肺炎、気管支炎、肺結核などが疑われるとき→たん採取
・足白癬(水虫)、伝染性膿痂疹(とびひ)、皮膚細菌感染症(蜂窩織炎〈ほうかしきえん〉、丹毒)などが疑われるとき→皮膚・うみなど採取


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監修

寺下医学事務所 医学博士

寺下謙三

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