ドップラー法(ドプラ法)
最終編集日:2022/7/29
ドップラー法は「ドップラー効果」を応用した超音波検査法のひとつです。ドップラー効果とは、音波や光波などの振動数は、その発生源と観測者(音や光を受けている側)の相対的な動き(速度)によって変化する現象のことです。たとえば、救急車のサイレン音が、近づいてくると高い音に聞こえ、遠ざかると低い音に聞こえるのも、ドップラー効果によるものです。超音波ドップラー法では、調べたい動脈周辺や部位にジェルを塗り、探触子(プローブ)と呼ばれる器具をあてて、血液の流れる方向や速度、流量を可視化します。
検査でわかること
超音波画像の拍動が乱れたり、消えたり、波形に変化が現れたりすることで、血管の閉塞や狭窄などの異常がわかります。心臓の病気やエコノミークラス症候群(下肢静脈血栓症)、下肢閉塞性動脈疾患の診断の際にも用いられます。検査時間は20~40分程度です。
画像に異常がある場合に疑われる病気
・血管の閉塞
・血管の狭窄
・心臓疾患
・下肢静脈血栓症
・下肢閉塞性動脈疾患など
監修
寺下医学事務所 医学博士
寺下謙三
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