スクラッチテスト(掻皮テスト)
最終編集日:2022/7/29
スクラッチとは引っかくという意味で、検査もそのように行われます。前腕の皮膚を3~5mmの細い注射針で引っかき、そこにアレルゲン(アレルギー症状をひき起こす原因となるもの)物質を垂らし、皮膚の反応を直接見る検査です。血液検査よりもわかりやすく、信頼性も高い検査といえます。結果は、15~20分ほどで判明します。注意点は、感度の高い検査のため、アナフィラキシーショックを誘発する可能性があることです。万一に備えて、アドレナリン注射や静脈ルートの確保が必要です。
検査でわかること
じんましんやアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)といった即時型アレルギーの原因を調べます。
基準値
膨疹(ぼうしん)または紅斑径が対照の2倍以上
または紅斑 10㎜以上もしくは膨疹5㎜以上が陽性
(日本アレルギー学会)
監修
寺下医学事務所 医学博士
寺下謙三
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