尿量

最終編集日:2022/7/29

尿は腎臓でつくられています。腎臓に流れ込んだ血液は腎臓の濾過(ろか)機能によって余分な水分や老廃物などが分別されます。そのなかから必要な栄養素などは再吸収され、不要なものが尿として排泄されます。尿量を調べるには、排尿時に尿カップで尿を採取し、1日(24時間)に出た尿をすべて測ります。


検査でわかること

1日の尿の量を測定することで腎臓が正しく働いているかどうかを知ることができます。尿量が多い場合、糖尿病、尿崩症、水中毒などが疑われます。尿量が少ない場合は、腎臓の病気や脱水などが考えられます。
また、腎臓では正常に尿がつくられていても、尿路(腎盂・尿管・膀胱・尿道)が結石や腫瘍のためにふさがり、出にくくなることもあります。


目安となる値

2500 mL/日以上:多尿
400 mL/日以下:乏尿
100 mL/日以下:無尿
(日本腎臓学会)

監修

寺下医学事務所 医学博士

寺下謙三

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