スパイロメトリー(肺機能検査)

最終編集日:2022/7/29

スパイロメトリー(肺機能検査)では、スパイロメーターという計測器を使って肺の換気機能(肺活量や換気量)を調べます。検査では、まず、鼻をクリップでとめて鼻から空気がもれないようにし、計測器とホースでつながったマウスピースを装着しながら行います。
空気を胸いっぱいに吸い込み、それをすべてゆっくり吐き出したときの空気の量が「肺活量」で、胸いっぱいに吸い込んだ空気を勢いよく一気に吐き出したときの量を「努力性肺活量」と呼びます。努力性肺活量は成人男性で3500cc、成人女性で2500cc程度が目安となりますが、喘息などの呼吸器疾患があると努力性肺活量が肺活量と比べて低くなります。さらに、努力性肺活量のうちの最初の1秒間に吐き出した空気の量が「1秒量」です。これらを性別・年齢・身長から計算する「予測肺活量(基準値)」と計算します。


検査でわかること

呼吸器の病気やその重症度などを推測します。


肺機能の基準値

・予測肺活量(基準値)
男性 0.045×身長(cm)-0.023×年齢-2.258
女性 0.032×身長(cm)-0.018×年齢-1.178
(日本呼吸器学会)


・%肺活量
努力性肺活量/予測肺活量=80.0%以上
(日本人間ドック学会)


・1秒率
1秒量/努力性肺活量=70.0%以上
(日本人間ドック学会)


基準値を下回る場合に疑われる病気

・%肺活量
肺線維症、間質性肺炎など
・1秒量
肺気腫、気管支ぜんそく、気管支炎など

監修

寺下医学事務所 医学博士

寺下謙三

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