とげ、釣り針が刺さった
最終編集日:2022/3/30
とげ、釣り針が刺さったケースではすぐに抜ける場合と、抜けない場合があります。また傷口が化膿することがあるので注意が必要です。
受診の目安
救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診
・とげ、釣り針が刺さったまま抜けない
・無理に抜こうとして傷口が広がってしまった
医療機関を受診
・刺さったとげ、釣り針は抜けたが痛みが治まらない
・傷口が化膿している
様子をみる
・刺さったとげ、釣り針はすぐに抜けて、痛みや化膿症状はない
セルフケア
植物や木片などのとげや、釣り針などの細くとがったものが皮膚に刺さった場合は、まず刺さったものを抜き取ります。とげが刺さったときは、途中で折れてしまわないよう、毛抜きやピンセットなどを使って慎重に抜きます。皮膚の表面に出ている部分が少ない場合は、穴の開いた硬貨などを使って刺さった部分を盛り上げると抜きやすくなります。
釣り針など「返し」のあるものが刺さった場合は、そのまま引っ張っても抜けないため、より慎重な対応が必要です。無理に抜き取ろうとせず、そのままの状態で医療機関を受診してください。
刺さったものを抜き取ったら傷口を流水で洗い流し、出血している場合には清潔なタオルやガーゼなどで患部を圧迫して止血します。被覆材で覆って傷口を保護しましょう。
監修
東京医科大学 医学教育学分野 准教授東京医科大学病院 総合診療科
原田芳巳
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