肩鎖関節脱臼の手術後も痛みが続いている

肩鎖関節は鎖骨と肩甲骨の肩峰（けんぽう）と呼ばれる部分の間にあります。バイク・自転車事故、転落・転倒、激しいスポーツや肩をぶつけるなどのけがで肩の外側を強く打つと、靱帯が損傷し、肩鎖関節がずれてしまいます。

関節のずれの程度・方向により、捻挫、亜脱臼、脱臼のⅠ～Ⅵ型に分けられています。軽症の肩鎖関節脱臼に対しては保存的治療が行われますが、Ⅳ～Ⅵ型の完全脱臼は手術が必要になります。手術は傷んだ靱帯を修復し、脱臼した関節を整復するために行われます。

手術後、時間が経過しても痛みがあり、生活に支障が出ているようでしたら、手術を受けた医療機関を受診されることをおすすめします。術後の痛みがいつまで続くものなのか、痛みがあってもどの程度なら心配ないかなど、不安や不明なことを主治医に相談されるとよいでしょう。