胸部X線検査の「心拡大」とは、どういう状態?

男性/30代
2025/06/07

健康診断の胸部X線検査で「心拡大」と判定され、3カ月以内に再検査が必要とのことでした。心拡大とはどういう状態なのか、教えてください。



この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

胸部X線検査は、肺や心臓、その周辺の異常を調べるために行います。「心拡大」とは、通常よりも心臓が大きく写っている状態です。胸郭(胸の大きさ)の幅に対する心臓の幅の割合を求めた「心胸郭比」(CTR)が50%以上の場合に、心拡大と判定されます。なお、この所見だけで、どのような病気が隠れているかまでの判断はつきません。


心拡大の判定には、病気が原因ではない場合も含まれています。たとえば、スポーツをすることで心臓が大きくなっている人、肥満傾向の人(おなかに脂肪がたまることで心臓を押し上げて心拡大といわれるケースも)、もともと心臓が大きい人もいます。


息切れや動悸、むくみなどの症状を伴っている場合はお早めに、症状がなければ3カ月以内に、健康診断の結果を持って循環器内科のある医療機関を受診し、再検査されることをおすすめします。


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