貸したお金のことを言い出せずにモヤモヤしている

金銭の貸し借りがもとで、人間関係にひびが入ってしまうことは珍しいことではありませんよね。金額にもよるかと思いますが、お金を貸すことは決して小さなことではないので、気になるのは当然で、ご自身の性格的な問題ではないと思います。今回は貸しているお金についてどう対応するかということと、今後お金の貸し借りをどうしていくかという２つを考えていきたいと思います。

これまでご相談者は、何度か先輩にお金を貸しており、返済を強く迫るようなこともなかったと想像します。先輩から見ると、比較的お金を借りやすい後輩と思われているかもしれませんね。最終的には返済されているので、先輩にも悪気はないと思いますが、この関係性が続くと、今後もずっとお金のやり取りで悩むことになると思います。

「いつまでに返してくれとも言えない」というのが気になりますが、これは先輩に遠慮して言いにくいということでしょうか。もし貸すときに返済期限を伝えていないのであれば、急に返済を要求するのは気が引けるということもあるのかもしれませんね。しかし、気持ちを伝えないままだと、先輩としては余裕のあるときに返せばいいのかなと捉えてしまうように思います。とくに今までやり取りのなかで催促をしてこなかったのであれば、ご相談者は貸したお金のことをあまり気にしないと思われている可能性もあります。

貸してからある程度の時間が経っているのであれば、まずは先輩にきちんと返してほしいという思いを伝えてみましょう。言いにくいようなら、ご自身がお金が必要になったなど、返してほしい理由を話してみてはいかがでしょう。いつも返してくれる先輩であれば、ご相談者の事情を聞いて、返済を早めてくれる可能性もないとはいえません。それでも返してくれないときには、何度か要求することも必要ではないかと思います。そういった対応をすることで、ご相談者には早めに返そうと認識を改めてくれることでしょう。

そして、今後については、親しい友人同士であっても、できればお金の貸し借りをしないほうがよいと思います。先輩なので断りにくいなどの事情もあるかもしれませんが、お金を貸さないというのは決して失礼なことではないので、しっかりと断る勇気を持ちましょう。もし困っている先輩を助けたい場合は、金銭面以外でサポートをする方法を探ってみてはいかがでしょうか。

今後も先輩とよい関係を続けるためにも、お金の貸し借りについて改めて考え、見直してみてくださいね。