高次脳機能障害の後遺症を改善したい

現在の主治医とは、ご本人やご家族の希望、今後の治療や療養について、ご相談はお済みでしょうか。これまでの経緯、後遺症の状態や治療状況、期待される回復の見込みなどについて、主治医が一番理解されているかと思います。

高次脳機能障害に関する相談窓口としては、各都道府県のリハビリテーションセンターやリハビリテーション病院などのほか、高次脳機能障害支援拠点機関という高次脳機能障害とその家族や関係者のための専門の支援センターがあります。支援センターでは、困りごとの相談やリハビリ施設、回復の助けとなる情報などを提供してもらえます。

●高次脳機能障害支援拠点機関

〈利用できる方〉

・脳の気質的病変の原因となる事故による受傷や疾病の発生の事実が確認されている方。

・日常生活や社会生活に制約があり、そのおもな原因が記憶障害、注意障害、逐行機能障害、社会的行動障害などの認知障害の方。

・上記の人たちを支援する方々、家族など。

ご希望の施設が見つかりましたら、希望するサービスを受けるためにどのように進めればよいか、具体的に質問なさるとよいと思います。通常リハビリは医師の指示のもとで行うので、希望するサービスを受ける場合は主治医へ相談いただく必要があると思われます。