就寝中の手足のしびれ

しびれの原因は、筋肉や骨、血管、神経に何らかの問題があることが考えられます。そのほか、外傷、薬の副作用、温度差やエアコンなどによる冷え、ストレス、血糖値が高いなどの内臓の問題などで症状が出ることもあります。

さらに、とくにからだに問題がなくても就寝中などに現れるしびれは、日中の手足の使いすぎや寝ているからだの向きなどによって、血流が滞ることが原因のこともあるようです。

受診の目安としては、生活面で工夫しても改善しない、症状が徐々に強くなる、症状が長引く、新たに痛みなどの症状が現れる、しびれの範囲が広がるなどが挙げられます。

ご相談者はすでに2年近く症状があり、徐々に悪化しているように感じられるということで、受診がすすめられます。症状を改善させるためにも、また原因を特定して適切な治療を受けるためにも、受診を考えてください。受診先は神経内科がよいでしょう。

なお、枕の高さを調節したり、硬めの寝具（マットレス、敷布団）を使用することで就寝中のしびれが軽減されることもあります。受診までの間に試してみてもよいでしょう。