注射のときに手がしびれる

通常、注射のときなどにしびれの症状がある場合は、その部分の神経（末梢神経）に針が触れているなどが考えられます。その場合は我慢せず、遠慮なく、その場で医療スタッフに声をかけてください。注射が終わると消えてしまう症状であれば、ごく軽い神経への接触や刺激がしびれるように感じられたと思われます。その後、特に何もなければ心配しなくてよいでしょう。

痛みやしびれなどの症状が注射後、何日間も続く場合は神経の損傷の可能性もあるので、医療機関にご相談ください。多くは、数週間以内に自然に治りますが、ごくまれに症状が続くことがあります。

今後、注射を受けるときに気になることがあれば、処置を行う看護師などにその場で伝えていただくことが一番よいでしょう。注射後にも、注射部位の腫れ、内出血（青、紫色などの皮膚の色の変化）、痛みなどの症状が現れた場合は、処置を受けた医療機関に相談いただいてよいでしょう。

ただし、予防接種の場合は、種部位の腫れ、赤みなどの反応を伴うことが多いため、あらかじめ予防接種後に考えられる症状の案内や情報提供があるはずです。どのような症状になったら医療機関へ連絡すればよいかを接種時に確認しておくとよいでしょう。