頻繁に出るおならは病気のサイン？

おならの対処法や原因ですが、おならは腸管内のガスで、その70％は口から飲み込んだ空気であり、20％は血液から、10％は細菌による食べ物の分解により発生したものです。腸管内のガスは腹痛をはじめ、種々の症状の原因となります。しかし小腸、大腸へと順調に送られれば、おならとして体外に排出されます。おならを出にくくするには、ガスがたまりやすい食品を控え、食べ方にも注意してみましょう。

食物繊維が多い食品はガスを発生しやすくします。ごぼう、いも類、豆類、かぼちゃ、栗、バナナなどは控えめにするとよいでしょう。炭酸飲料やビールも控えめにします。また、脂肪が多い食事をとると、食べたものが腸に残りやすく、そこからガスが発生することがあるので、油脂のとり過ぎにも注意しましょう。

食べ方は、早食いをやめることが大切です。急いで食べると空気を飲み込み、おなかが張り、ガスとなります。しゃべりながら食べたり、すすり込むように食べたりすることも避けましょう。

また、ガムをかむ習慣を控えることも効果があります。ガムをかむと唾液が胃腸に流れやすくなるとともに、空気も入りやすくなるのです。これがガスの原因になります。

おなら自体は病気ではないですが、便秘やストレスなどもおならが出る要因になります。これらの対策を試みても続く場合は、大腸に病気がないかを確認するためにも、消化器科の受診をおすすめします。