夫の帰宅時間に動悸に襲われ、ストレス

ご主人が留守のときは動悸などがないようで、夫に対してのストレスがこころの状態にも現れているのではと感じました。この何カ月間か、常にストレスフルな状態で過ごしてきて疲れを感じていることとお察しします。

ご相談者の状態が病気か否かは専門医でないと診断できませんが、数カ月もの間、激しい動悸や憂うつさ、イライラ感に悩まされているようで、つらい状態を我慢せずに近くのメンタルクリニックなどで、現状を相談してみることをおすすめします。今の状態を我慢しつづけてしまうと、悲観的な気持ちに陥りやすくなったり、さらに気持ちが不安定になるなど、苦しくなってしまう心配があります。まずは心身に生じているつらい状態を軽減することが大切と思います。

また、医療機関への受診とあわせて何よりも大切なのが、夫に対するストレスの根源を整理することです。こころの状態に変化が起きたのは数カ月前とのことですが、それまでの間、夫に対して困っていたことや我慢していたことなど、何か積もり積もったものがあるのではないかと感じました。嫌な感情と向き合うのは苦しいかもしれませんが、夫のどのあたりにストレスを感じているのか、整理してみることをおすすめします。そのうえで、夫と話し合う機会を設けてみてはいかがでしょうか。

一緒に生活していると少し距離をおきたいと思ってもむずかしいことがある一方、抱えている悩みも避けては通れないもののように思います。夫へのストレスが軽減されないと、ご相談者の状態も安定しづらくなってしまうように思うので、ある程度状態が落ちつき、話せるエネルギーが戻ってきたら、夫とやりとりしてみてくださいね。

その際は「私は○〇のように感じている」など、自分を主体にした伝え方で話してみるとよいと思います。一緒に生活していくためには、お互いの状況や気持ちをある程度共有できていないと、煮詰まってしまうでしょう。まずは夫に、自分が感じている気持ちを知ってもらうことが大切だと思いますよ。

もし、今の環境のなかではゆっくり休めない、1人では気持ちの整理がしづらいなどあれば、両親や周囲の信頼のおける人に話し、力を借りるのも1つでしょう。どうか、1人で抱え込み、苦しまないようにしてくださいね。