離婚の話し合いから逃げる夫にイライラ……

今まではイライラすることがあっても、小さなお子さんのことも思い、耐えていたのでしょうね。思い切ってご主人に離婚届を渡すまでには、大変迷い、悩んだことと思います。その気持ちを汲み取ることなく、話し合うこともないままの夫に、さらにイライラが募るのも無理はないかもしれません。

今はイライラを子どもたちへぶつけてしまうこともあるのですね。そのことがよくないことだと自覚し、自身を責めてしまったり、虐待につながってしまうのではと不安に思っているとのこと。まずはふだんどおりに子どもと接することができるように、こころの余裕が出る方法について考えてみてはいかがでしょうか。「こんな状況でもよく頑張っている」と自分をほめることから始め、リラックスする時間を積極的につくるようにしてくださいね。

近くに助けてもらえそうな家族や友人がいれば、どんどん頼り、手伝ってもらうようにしてください。地域の子ども家庭支援センターや児童相談所、スクールカウンセラーなどに相談する方法もあります。気持ちを言葉にすることでこころが整理され、それだけで楽になることもあるので、ぜひ誰かにこころの内を話してみてくださいね。

そのうえで、どのような状態で生活していくのが家族にとってよいのかを、落ち着いて話し合うことが大切だと思います。夫婦で話し合いの場を設けることが難しそうなら、誰かに間に入ってもらういことも1つです。夫の希望、ご相談者の希望、子どもたちのことなど夫婦でしっかり話し合い、気持ちをやりとりすることが悔いのない選択につながっていくのではないでしょうか。

どうか1人だけで抱え込まずに、まずは信頼のおける友人などに胸の内を話したり、こころの整理をしながら、今後の対応を考えていくようにしてくださいね。