夫が２回目の浮気をし信じることができない

ご主人がお子さんの同級生の母親と1年半近くにわたり、浮気をなさっていたとのこと。ご相談者も親しくなさっていた方のようですから、ショックと同時に、言葉では言い尽くせない心の痛みもあったのではないかとお察しします。

ご主人は「もう終わったこと」と、今は嘘のように優しく、家事にも協力的のようですが、ご主人を信じることができない気持ちになるのは無理もないことだと思います。今大切なのは、相手を信じることができないつらさを出発点として、こころの整理を少しずつ行っていくことではないでしょうか。

まずは、苦しい気持ちを信頼のおける友人などにお話しなさってみるのも、よいと思います。自分を知らない第三者の方が話しやすいということであれば、専門家が行なうカウンセリングなどを利用されるのもよいでしょう。自分のありのままの感情を言葉にして出すことで、気持ちが多少楽になることもあります。1人だけでつらい感情を抱え込まないようになさってくださいね。

そのうえで、ご相談者が現状において何を大切にしていきたいのか、考えてみるのも必要かもしれません。例えば、お子さんとの生活を第一に考えていきたい、もしくはご主人を想う気持ちを大切にしたいなど、いろいろ出てくるかと思います。また、ご主人を信じる気持ちが今は100パーセント持てなくても、将来50パーセントくらい持てるようになればよしと考えるなど、人それぞれの価値観や考え方があると思います。

まずは「夫を信じることができない」という、今の気持ちにフタをせず、自分のなかに湧き起こる感情を認めてあげましょう。今はつらいかもしれませんが、ゆっくり時間をかけて考えていくなかで、自分なりの気持ちの置き所が見つかったり、今後の方向性が見出せたりすることもあると思いますので、段階を踏んで心の整理をしていってくださいね。