心療内科で胃腸の不調の薬は出してくれますか？

精神的なことから体調を崩され、つらい日々を送っていらっしゃるのですね。きっかけは精神的なことだったようですが、現在は大きい悩みがあるというよりも、体調が戻らないことがつらいとのこと。病院にも行かれたけれども、様子をみようということで終わってしまい、解決には至っていないのですね。

からだは正直なもので、悩みやストレスなど心に受けた負担を感じとり、何らかの症状となってサインを出すことがあります。そのサインを無視して無理をしつづけてしまうと、からだも心もさらに疲労してしまい、よりつらくなってしまうことがあります。

心療内科は、心とからだの両面に加えて、その人を取り巻く環境なども考慮して診察を行い、統合的によい方向へ行くように治療を行うところです。からだに表れている症状の治療とともに、悩みやストレスへの対処について、一緒に考えていくこともあります。

医師やカウンセラーと話すことで治療がすすむ場合もありますし、必要があれば薬が処方されることもありますが、医師の判断次第となるでしょう。受診の一般的な目安は、「つらい状況により、日常生活に支障が生じているかどうか」ということになります。

つらい状態をがまんしつづけてしまうと、心身ともに疲れてしまい、より苦しくなって悪循環になることもありますから、どうか自分１人で抱え込まないようになさってくださいね。

まずは、ご自身で一度ふりかえってみるのも、改善への一歩となるかもしれません。大きな悩みはないとのことですが、日々の小さな悩みやストレスをためこんだりはしていませんか？　小さなことでも、積み重なると大きくなり、対処しきれなくなってしまうことがあります。

胃腸の調子が悪かったり、気分が沈んでしまったりするとき、どのようなきっかけが考えられますか？　思い当たることがありましたら、ご家族やご友人など、信頼できる相手に話してみるのも１つです。誰かに話すことで、思いがけず光が見えてくることもありますよ。

生活全体についてもふり返り、無理しすぎていた点については負担が軽くなる方法を検討するなど、対処法を考えてみましょう。まずはしっかりと休養をとることで、つらい状態が改善することもあります。休みの日などは意識的に心身をいたわってあげるよう、心がけてくださいね。