魚のヒレを刺したときの応急処置

海の生き物の中には触ると危険な魚があり、約225種類の魚に毒棘があるといわれています。オコゼやカサゴ類、エイなどの毒棘のある魚に刺されると、直後に激しい痛みやしびれなどの症状が現れます。

これまでの研究で、魚の毒は共通の性質を持っているので、次のような処置が一般的な方法となります。

①傷口を洗浄し、棘（とげ）が残っている場合は除去します。

②40～45℃（火傷しない程度の温度）のお湯に傷口を30～90分浸します。　　

※お湯に漬けることで毒が不活化され、症状の緩和が期待できます。

痛みや腫れがひどい、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、呼吸困難などの全身症状がある場合には、医師の診察が必要です。速やかに医療機関を受診しましょう。