イヤイヤ期を迎えた娘とのかかわり方

イヤイヤ期といわれる2歳前後の子どもは、心の成長にともない、いろいろなことがわかりはじめ、「あれもやりたい」「これもよさそう」という欲求が生まれます。ただ、その気持ちは漠然としていて、「やりたいこと」を具体的に主張できないのですが、「やりたいことと違う」のはわかるため「イヤ」と言うのです。

でもお子さんは、親を困らせたくて「イヤ」と言うのではなく、「違う」のはわかるけど「したいこと」をはっきり言えないため、フラストレーションがたまり困っているのです。そんなときは一度抱きしめて気持ちを落ち着かせ、気分転換をはかりましょう。「ママも困ったわ」「○○がしたいの？」などの声かけで理解しようとしている気持ちを伝えます。言葉にすることで、お子さんは「要求を受け止めてくれている」と確認でき、気持ちが落ちつきます。

自分がどんな存在で何が好きなのか、「自分探し」が急速に進む大事な時期ですから、情緒面の発達も著しく、怒ったり、わがままを言ったり、突然甘えたりして親を困らせることもあります。親から離れるのを怖がるときは、無理に引き離すと不安が増すので、抱きしめてあげましょう。