かかりつけ医は必要？

かかりつけ医とは、“なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要なときには専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師”をさします。

体調がすぐれないとき、継続的に治療が必要な病気があるときなどに、健康管理について気軽に相談のできる地域の医師がいることで、日ごろのからだの状態を知ることができ、また医師との信頼関係を培うことができます。とくに高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣の改善や治療が長期にわたる可能性がある病気では、身近のクリニックや医院の内科で治療や経過を診てもらうことが大切です。地域の初期医療であるクリニックなどにかかりつけ医を持ち、からだの変化や不調があるときに、早めに相談することをお勧めします。

昨今、大規模な病院では紹介状がないと受診が難しい医療機関もあります。かかりつけ医は、詳しい検査や高度な診療などが必要と判断した場合には、診療情報提供書（紹介状）を作成し、適切な医療機関への受診の手伝いをしてくれます。