恋人のうそがエスカレートしてきて心配

春夏秋冬と一緒に過ごした季節が一巡すると、出会ったころと比べてお互い素の部分が出てくる頃です。最初はお互いの様子をうかがいながら、相手の気持ちやペースに合わせることが多かったかもしれませんが、時間が経つうちに少しずつ自分のペースで過ごしたい気持ちが出てくるのかもしれませんね。そうは言っても、相手を思いやる気持ちと、自分を抑えすぎずにマイペースを保つというバランスが重要になります。

ところで、恋人が遅刻してきたとき、あなたがどのような振る舞いをしているのかが気になったのですが、どんな様子なのでしょう。遠目からもイライラしているのが伝わってくるような感じでしょうか、それとも恋人が事故にあったではないかと心配そうな様子で待っているのでしょうか。

なぜこのような質問をしたかというと、人は相手の振る舞いから感情などを読み取り、それにふさわしい対応をするからです。例えば、悲しそうにしている人には優しい声で話しかけるでしょうし、相手がにこやかに話していれば自然と笑顔になります。もしかすると、彼女はあなたに怒られたり嫌われたりしたくないからうそをついてしまっている可能性も考えられます。こうした状況に思い当たることがあるようでしたら、恋人が待ち合わせに遅れてきたときには「何かあったのかと心配したよ」と伝えて、彼女が本当の理由を言いやすくなるような接し方をしてみてはいかがでしょうか。

さて、“注意すべきか否か”についてですが、これからも長い付き合いを考えているのであれば、言いたいことや疑問に感じたことなど、お互いの意見を素直に言える関係作りは大事になってきます。遠慮して言えないせいで、2人の関係にストレスを感じてしまうのはもったいないと感じます。「あのときに言っておけばよかった」と思っても時間は巻き戻せませんし、言われる側の立場で考えてみても「何でそのときに言ってくれなかったの」ということにもなりかねません。苦言を伝えるのも、長い目で見ると、相手に対するひとつの思いやりになります。しかし、注意するときは次のことに気をつけましょう。

・相手を攻め立てるような口調にならないようにする

・何ごとも理由があるので、あなたの考えを伝えると共に相手の考えも聴く

最後に、恋人があり得ないうそをつくというのは、見方を変えれば“うそが丸わかり”ということでもあります。大切に思うあなたの機嫌を損ねないように、恋人なりに精一杯ついたうそなら、ある種のかわいらしさでもあるように見えます。ときには「今度はどんなユーモアのあるうそが飛び出してくるか」と発想を変えてみるのもひとつでしょうし、遅刻してくる恋人を見越して、待ち合わせ時間を設定してみるという対策もできそうです。